母乳育児の心得 〜母乳外来の利用をおすすめします!〜
こんにちは、ママトレです!
現在、私は生後7ヶ月の娘を完母で育てています。
生後6ヶ月から離乳食も始めていますが、まだ1回食ですしメインの栄養補給は母乳からの時期です。
授乳って、出産するまでは何てことない、ただおっぱいを吸わせていればいいんでしょ?くらいに思ってました。
ところがどっこい!
実際の授乳は、大変な重労働でした(;´Д`)
おそらく私の育児ヒストリーの中で授乳が一番産前と産後でイメージが全く違ったものだと思います。
出ない、痛い、出過ぎる、詰まる、腫れる、張る、固まる、切れる・・・・
特に一人目の時はトラブルのオンパレードで、かなり精神的にも消耗しました。
切り傷などの外傷の痛みがあるだけでなく、根本原因が血管で作られている母乳のため腹痛や頭痛のような辛さもあり、身体の内側と外側の両方からダメージが与えられるので、痛む部分の面積が小さいわりにやたら身体に堪えるのです。
特に一番辛いのが乳腺炎や白斑などの母乳の詰まり!
痛みはもちろん、不快感が半端ないのでテンションはガタ落ち・・・
しかし授乳しないと更に悪化するため痛みと不快感に耐えつつ、いつ治るのか分からない不安を抱えて授乳するものの、授乳するほど乳房に溜まっていく母乳と痛み・・・
お母さんの体質や赤ちゃんの飲み方によっておっぱいトラブルが起きやすい人とそうでない人がいると思いますが、今回は私がおっぱいトラブルから学んだ母乳育児の心得をお伝えします!
①出産前に最寄りの母乳育児相談先を見つけておくべし!
これは心からおすすめします!
出産する産院に母乳外来がある方はそこに通えばいいと思われるかもしれませんが、全ての助産師さんが母乳マッサージに特化しているわけではないですし、産科の助産師さんは分娩や産後の管理をメインに勤務していらっしゃるので、基本的な母乳マッサージやアドバイスの知識はあっても、詰まりやしこりを完全に取り除くような手技は持ち合わせていない場合があります。
実際、私の産院も入院中に母乳のつまりや張りをほぐすような母乳マッサージをしてくれた助産師さんは特定の2名のみ、退院後の母乳外来は他の助産師さんが担当されていたのでマッサージの質はいまいちで、乳腺炎一歩手前で苦しかったにも関わらず詰まりが解消することはありませんでした。
なので結局最寄りの母乳マッサージが受けられる助産院を探すことにしたのですが、助産院って協会などには所属していても個人で開業されている方が多いのでホームページの情報が古かったり、場所が駅から遠かったり(自宅でやってる方がほとんどなので)、電話予約のみだったりと、乳飲み子を抱えながら一番最適な助産院を見つけ出して予約するまでのハードルがかなり高く苦労しました。
しかも多くの場合、駅チカの助産院はどこも混んでいて予約がすでに埋まっており、痛いから今すぐ診てほしいと思っても3日待ちなんていうのがほとんど。
それも電話してみないと空き状況も分からないので、最寄りの数カ所に電話して様子を聞いてかけ直して・・・
なんてやってるうちに赤ちゃんが泣き出す→余計にストレス!→心が折れる、の悪循環😵
なので、出産後に母乳が出ようが出まいが関係なく、いつ何が起きるか分からないので妊娠中に最寄りの母乳マッサージに特化した助産院を2つほどピックアップしておくことを強くおすすめします!
(助産師さんとの相性や、混み具合なども考慮して1つだけでなく2つ以上見つけておくことをおすすめします。)
中でもネットで空き状況の確認や予約が出来るところがベストです。
日程はもちろん、空き時間が先に分かれば赤ちゃんの生活リズムに合わせて比較的機嫌が良い時間帯に予約することができるのでかなり安心。
また余裕があれば出産前に実際に場所を確認しに行ければ完璧です。
赤ちゃんを連れて、痛むおっぱいを抱えながら、知らない場所に初めて行くってそれだけで重労働です。
できれば事前にシュミレーションしておきましょう。
②産後すぐに1回目の母乳マッサージの予約を入れておく!
これは特に初産の方におすすめしますが、2人目以降の方にもおすすめです。
自分の母乳が出てるのか?赤ちゃんがしっかり飲めてるのか?って自分では分からず、特に新生児期は体重の増え方なども常に心配ですよね。
ネットで調べても情報が多すぎて何が正しいのか分からないし、産院でも助産師さんによって言うことが違ったりして混乱しがちです。
また母乳の出方や赤ちゃんの飲み方には個性があるので、自分の状況とぴったり一致するような情報は基本的にネットには存在しないと思った方が良いです!
私も1人目の母乳トラブルでかなりの時間をネットに費やしましたが、ほぼ解決しませんでした。(泣)
そこで痛みや詰まりがなくても産後2〜3週間後に母乳マッサージを予約しておけば、自分のおっぱいコンディションをプロに確認してもらえますし、赤ちゃんの飲み方をみてもらったり、体重測定もしてもらえます。
大概の方は産後3ヶ月くらいまでは乳腺がしっかり開通せず母乳の出方が安定しないので開通を促すマッサージや、自分や赤ちゃんのタイプにあった授乳方法のアドバイスをもらえます。
不眠不休の育児で十分辛いなか色々悩んでネットで調べるよりも、一度プロに見てもらうだけでかなり安心できますし、マッサージで肩周りや胸もすっきりするのでリラックスでき気分転換にもなります。
また、2人目以降の方も上の子のお世話と赤ちゃんのお世話で忙しくしていると、自分の身体のケアに手が回らず、気がついたらしこりや痛みが・・・!なんて可能性が高いです。
突然のトラブルに対処するよりも、時間の余裕があるタイミングを見計らってメンテナンスがてら数ヶ月に一回マッサージに通うようにしておいた方が結果的に精神的にも肉体的にも楽になれます。
私も1人目の時に何度も突然の痛みに苦しめられたので、2人目は産後10日目にさっそく受診し、その後も3ヶ月に1回くらいは様子を見てもらうようにしています。
自分では気づかなかった乳腺炎予備軍の詰まりがあったりする事もあるので、予防目的でメンテナンスしていて、今回はほぼトラブルゼロでこれています!💪
③身体を温める!
私の場合、母乳トラブルの一番の原因は冷えと肩まわりの凝りです。
これらが続くと詰まりができやすいのですが、それらの根本的な要因となっているのがストレス!
寝不足、イライラ、長時間の抱っこ、授乳姿勢など、精神的/肉体的ストレスが重なると分かりやすく母乳が詰まりました。
でもストレスが身体に悪いのが分かっていてもストレスを解消する暇もないくらい産後は忙しいですし、寝る時間を確保したり、抱っこの時間を減らすのも容易ではありません。
むしろリラックスしようと思えば思うぼど、自分がいかにストレスを感じているかを実感してしまう悪循環・・・(泣笑)
では、そもそもストレスがなぜ身体に悪いのか??
ストレスによって自律神経が乱れると交感神経ばかりが優位になり、それによって筋肉が硬直し、血管が収縮してしまいます。
すると血液の流れが悪くなり、結果として手足の冷えや肩こりなどの不調はもちろん、臓器の働きにも悪影響を与えてだるさや不眠などを招くことになるのです。
つまり、交感神経が優位になっている状態から意識的に副交感神経が優位になるように切り替えてあげることで身体をリラックスさせてあげれば、それらの症状も軽減できるということです。
ちなみに自律神経を整える方法を調べると「早寝早起き」「バランスの良い食事」「適度な運動」など、育児に追われるママからしたら「それが出来ないから困ってるんじゃ!」という事ばかりが書かれていますが、唯一忙しいママでも取り入れやすいのが「身体を温める」こと!
身体を温めることで血管が広がり血液の循環を促し、心身をリラックス状態にシフトすることが出来るのです。
また、そもそも母乳は血液なので、血管の流れをスムーズにすることは母乳育児をスムーズにすることとダイレクトに直結します。
さらに血液の流れが良くなり筋肉の収縮が弱まれば、長時間の抱っこや授乳から起こる肩こりや腰痛も軽減されて気持ちもラクになりやすくなります。
バタバタしていてゆっくりお風呂に入るのは難しくても、意識的に温かい飲み物を飲んだり、常に靴下を履くよう心がけたり、いつもより一枚多めに羽織るなどを心がけると私自身も母乳トラブルが軽減したように感じますので、ぜひ試してみてください。
あ、あと深呼吸も手軽に緊張を和らげることが出来るのでおすすめです♫
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今回は以上になりますが、最後に一点。
今回は母乳育児について書きましたが、別にミルクを否定しているわけでは決してありません。
私も最初の数ヶ月はミルクとの混合の時期もありましたし、産院でも産後すぐからミルクを与えてもらっていました。
赤ちゃんによってミルクの好き嫌いもありますし、何よりもお母さんが一番ストレスのない方法で育児をすること、そしてミルクでも母乳でも、お母さんが笑顔で与えてあげられることが一番だと思っています。
それでは、全てのママが今日も笑顔でありますように!